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【前回までのおさらい】

 

#1では、私が矯正医を志した原点と、研修医時代に鶴木三郎先生との出会いが転機となった経緯を語りました。

#2では、日本の歯科医療の「強み」(国民皆保険制度による安定した受診機会、地域格差の小ささ)と「弱み」(新治療の普及速度、最先端技術の臨床応用に時間がかかる構造)を整理しました。

#3では、欧米の最先端知見をそのまま日本人患者へ適用することのリスクを指摘し、骨格差・文化差を考慮した「翻訳」と「最適化」の必要性を論じました。

 

今回(#4)のテーマは

両顎手術(Le Fort I型骨切り術+下顎枝矢状分割術[SSRO])がどのように生まれ、どのような思想に基づいて世界中に広がり、日本の臨床現場にどう定着したのか。その歴史と理念を、学術的根拠とともに詳細に掘り下げます。

 

目次

両顎手術の源流:Obwegeser教授の挑戦

Le Fort I型骨切り術の誕生と進化

下顎枝矢状分割術(SSRO)の確立

日本への導入と国内での発展

保険適用の実現と患者さんへの意味

顎変形症治療の3つのアプローチ比較

従来法(術前矯正→手術→術後矯正)

サージェリーファースト(手術→矯正)

アーリーステージ(短期術前矯正→早期手術→術後矯正)

RAP現象とSAP現象:手術が矯正を加速させるメカニズム

「機能が整えば見た目も整う」という根幹思想

患者さんにとっての本質的な価値

次回予告:#5「審美偏重の顎矯正手術が招くリスク」

初回相談のご案内

参考文献・出典リンク

  1. 両顎手術の源流:Obwegeser教授の挑戦

 

1-1. Obwegeser教授とは

両顎手術の歴史を語る上で、Hugo Obwegeser教授(スイス・チューリッヒ大学)を抜きにすることはできません。彼は1950年代から1970年代にかけて、顎矯正手術の基本術式を次々と確立し、今なお世界中で実践されているLe Fort I型骨切り術と下顎枝矢状分割術(SSRO: Sagittal Split Ramus Osteotomy)の礎を築きました。

 

1-2. 「機能の回復が審美をもたらす」という哲学

Obwegeser教授の思想の根幹にあったのは、「見た目を変えるための手術ではなく、咬合機能を回復するための手術」という考え方です。顎の骨格が正しい位置に配置されれば、咀嚼(そしゃく)・嚥下(えんげ)・発音・呼吸といった機能が改善され、その結果として顔貌も自然に調和する——これが彼の一貫した理念でした。

 

この理念は、今日の日本顎変形症学会(特定非営利活動法人 日本顎変形症学会:http://jaw-deform.jp/)の治療指針にも受け継がれており、保険適用の対象となる「顎変形症」の診断基準も、機能障害の有無を重視する構造になっています。

 

1-3. 歴史的背景:戦前の試みとObwegeserの革新

顎の骨を切って移動させる試み自体は、実は19世紀末から存在していました。しかし、当時は全身麻酔の技術が未熟で、感染症のリスクも高く、成功率は極めて低いものでした。

 

転機となったのは1955年。Obwegeser教授が、全身麻酔下で安全に上顎骨を移動させる方法を確立し、初めて下顎前突(受け口)の外科的修正に成功しました¹。さらに1956年には、より広範な適応を可能にする術式を完成させ、その成果を国際学会で発表しました²。

 

この革新により、それまで「矯正治療だけでは限界がある」とされていた骨格性の不正咬合(上顎前突・下顎前突・開咬など)に対して、外科的アプローチと矯正治療を組み合わせるという新たな治療体系が生まれたのです。

 

  1. Le Fort I型骨切り術の誕生と進化

2-1. 「Le Fort」とは何か?

「Le Fort(ルフォー)」という名前は、実はフランスの解剖学者René Le Fort(1869–1951)に由来します。彼は20世紀初頭、顔面骨折のパターンを研究し、上顎骨の骨折線が一定の法則に従って発生することを発見しました。その骨折線のパターンは「Le Fort I型」「Le Fort II型」「Le Fort III型」と分類され、外科医が顔面骨を安全に切離するための解剖学的な指標として現在も利用されています。

 

2-2. Le Fort I型骨切り術の基本原理

Le Fort I型骨切り術は、上顎骨を鼻腔底(びくうてい:鼻の底)の高さで水平に切り離し、前後・上下・左右に移動させて理想的な位置に再配置する手術です³。

 

この術式の特徴は、以下の点にあります:

 

口腔内からのアプローチ:顔の皮膚に傷を残さない

上顎全体を一塊として移動:歯列全体の位置を調整できる

チタンプレートとスクリューによる固定:移動後の骨を確実に固定

骨の治癒を促進:切離部には自家骨や骨補填材を使用

 

2-3. 日本への導入と発展

日本では1969年に初めてLe Fort I型骨切り術が実施されました⁴。その後、東京医科歯科大学、大阪大学、九州大学などの主要な歯学部附属病院を中心に技術が普及し、1980年代には全国の大学病院で標準術式として確立されました⁵。

 

日本顎変形症学会の実態調査(2017年度)によれば、全国163施設で年間約3,405件の顎矯正手術が実施されており、そのうち約60%がLe Fort I型を含む両顎手術です⁶。

 

  1. 下顎枝矢状分割術(SSRO)の確立

3-1. SSROとは

SSRO(Sagittal Split Ramus Osteotomy:下顎枝矢状分割術)は、下顎骨の枝部分(えだぶぶん:下顎角から顎関節に続く垂直部分)を内側と外側に分割し、下顎全体を前後・左右に移動させる術式です⁷。

 

3-2. Obwegeserによる術式の完成

SSROも、Obwegeser教授が1950年代後半に確立した術式です。それまでの下顎骨切り術は、骨を完全に切り離す方法が主流でしたが、Obwegeserの術式は骨を2層に分割することで、以下の利点を実現しました:

 

神経損傷のリスク低減:下歯槽神経(かしそうしんけい)を保護

骨の接触面積が大きい:治癒が早く、安定性が高い

移動の自由度が高い:前後・左右・回転の調整が可能

 

3-3. 日本での普及

SSROは1970年代に日本へ導入され、下顎前突(受け口)や下顎後退(小顎症)の治療に広く用いられるようになりました⁸。現在では、両顎手術の一環として上顎のLe Fort I型と組み合わせて実施されるケースが増えており、より複雑な骨格性不正咬合にも対応できるようになっています。

 

  1. 日本への導入と国内での発展

4-1. 大学病院を中心とした技術の普及

日本では、東京医科歯科大学、大阪大学歯学部附属病院、九州歯科大学などが顎矯正手術の中心的役割を果たしてきました。

 

東京医科歯科大学:年間約200例の顎変形症手術を実施⁹

大阪大学歯学部附属病院:Le Fort I型+SSROの長期予後研究で国際的評価

九州歯科大学:次世代の口腔外科医・矯正歯科医の育成に貢献

 

4-2. 保険適用の実現(1990年代)

1990年代、顎変形症の外科的矯正治療が健康保険の適用対象となったことは、日本の患者さんにとって画期的な出来事でした¹⁰。それまで自費診療で数百万円かかっていた治療が、高額療養費制度を利用すれば月額10万円程度の負担で受けられるようになったのです。

 

保険適用の条件は、以下のとおりです:

 

顎変形症の診断:歯科・口腔外科の専門医による診断

術前矯正の実施:最低6か月以上の矯正治療

指定医療機関での手術:保険医療機関で実施

術後矯正の継続:咬合の安定化まで矯正治療を継続

4-3. 患者負担の具体例

保険適用による費用の目安(3割負担の場合)¹¹:

項目自己負担額(概算)
術前矯正(6〜18か月)約20万〜30万円
入院・手術(7〜14日)約20万〜30万円(高額療養費制度適用後)
術後矯正(6〜18か月)約20万〜30万円
抜釘手術(任意)約5万〜10万円
総額約65万〜100万円

※自費診療の場合は300万〜500万円程度

  1. 顎変形症治療の3つのアプローチ比較

顎変形症治療には、大きく分けて3つのアプローチがあります。それぞれの特徴を表で比較します。

 

5-1. 比較表

項目従来法サージェリーファーストアーリーステージ
手術のタイミング術前矯正後(12〜18か月後)矯正開始前(診断後すぐ)短期術前矯正後(6〜12か月後)
総治療期間約3〜4年約2〜3年約2.5〜3.5年
保険適用○(条件を満たせば適用)△(施設により異なる)○(条件を満たせば適用)
術前矯正の期間12〜18か月なし6〜12か月
術後矯正の期間6〜12か月12〜24か月6〜18か月
RAP現象の活用限定的◎(最大限に活用)○(活用可能)
審美改善の速さ遅い(術前矯正中は悪化も)◎最速(手術直後から改善)○早い(短期術前後)
術後咬合の安定性◎最も安定しやすい△安定に時間がかかる場合も○比較的安定
適応症例ほぼ全例軽〜中等度の骨格性不正咬合中〜重度の骨格性不正咬合
メリット術後の咬合が安定しやすい治療期間短縮、審美改善が早いバランスの取れたアプローチ
デメリット術前矯正中に顔貌が悪化する場合がある術後矯正が複雑、費用が高い場合も術前矯正期間の設定が難しい

 

5-2. 各アプローチの詳細解説

【従来法】術前矯正 → 手術 → 術後矯正

最も歴史が長く、エビデンスが豊富な方法です。術前矯正で歯列のアーチを整え、手術時に理想的な咬合が得られるように準備します¹²。

 

メリット:術後の咬合が安定しやすい、後戻りのリスクが低い

デメリット:術前矯正中に一時的に顔貌が悪化する場合がある(例:受け口の方が術前矯正で下の歯を前に傾けるため、一時的に受け口が目立つ)

 

【サージェリーファースト】手術 → 矯正

手術を先に行い、術後にRAP現象を活用して矯正治療を進める方法です¹³。

 

メリット:

治療期間が最短(約2〜3年)

手術直後から顔貌が劇的に改善

RAP現象により歯が速く動く

デメリット:

術後の咬合調整が複雑

保険適用外の施設が多い(自費診療で300万〜500万円)

術後の矯正治療が長引く場合がある

RAP現象については、後述のセクション7で詳しく解説します。

 

【アーリーステージ】短期術前矯正 → 早期手術 → 術後矯正

従来法とサージェリーファーストの中間的なアプローチで、術前矯正を6〜12か月に短縮し、早期に手術を行います¹⁴。

 

メリット:

治療期間が従来法より短い

保険適用の条件を満たしやすい

術後の咬合安定性も比較的高い

デメリット:

術前矯正の期間設定が難しい(短すぎると手術時の咬合が不安定)

施設によって対応が異なる

 

  1. RAP現象とSAP現象:手術が矯正を加速させるメカニズム

6-1. RAP現象とは

RAP(Regional Acceleratory Phenomenon:局所加速現象)とは、骨に外科的侵襲を加えると、その周囲の骨代謝が一時的に活性化し、骨の再生・リモデリングが速まる現象です¹⁵。

 

この現象は、アメリカの整形外科医Harold Frostが1983年に提唱した概念で、顎矯正手術後には以下のような効果が期待できます:

 

破骨細胞と骨芽細胞の活性化:骨の吸収と形成が同時に進む

歯の移動速度が約2〜3倍に:通常の矯正治療より短期間で歯が動く

効果の持続期間:手術後約4〜12か月間

 

6-2. SAP現象とは

SAP(Systemic Acceleratory Phenomenon:全身加速現象)は、RAPの全身版ともいえる現象で、手術による刺激が全身の骨代謝を活性化するという理論です¹⁶。

 

日本顎変形症学会の研究では、両顎手術後には血中の骨代謝マーカー(ALP、オステオカルシンなど)が上昇し、全身的な骨代謝の亢進が確認されています¹⁷。

 

6-3. 臨床応用の実際

サージェリーファーストやアーリーステージでは、このRAP/SAP現象を最大限に活用し、術後矯正の期間を短縮します。

 

  1. 「機能が整えば見た目も整う」という根幹思想

7-1. Obwegeserの遺産

Obwegeser教授が一貫して強調したのは、「顎矯正手術は美容整形ではない」という点でした。彼の考えでは、骨格が正しい位置に配置されれば:

 

咬合(噛み合わせ)が安定する

咀嚼効率が向上し、消化機能にも良い影響

顎関節への負担が減少し、顎関節症のリスクが低下

気道が広がり、呼吸機能が改善(睡眠時無呼吸症候群の改善例も)

結果として、顔貌が自然に調和する

 

7-2. 日本の保険制度が守る理念

日本の健康保険が顎変形症治療を適用対象とするのは、機能障害の改善を目的とする医療だからです¹⁸。

 

適用条件:「顎変形症の診断」が必須

審美目的のみの手術:保険適用外(自費診療)

機能改善+審美改善:保険適用

 

この制度設計により、患者さんが経済的な理由で治療を諦めることなく、機能回復を目指せる環境が整っています。

 

  1. 患者さんにとっての本質的な価値

8-1. 「見た目が変わる」だけではない

両顎手術を受けた患者さんの多くが語るのは、「噛めるようになった」「呼吸が楽になった」「顎の痛みが消えた」日本顎変形症学会の患者満足度調査(2019年)では、術後1年の時点で:

 

咀嚼機能の改善:92%

顎関節症状の軽減:85%

顔貌への満足度:88%

QOL(生活の質)の向上:90%

が報告されています¹⁹。

 

8-2. 長期的な安定性

両顎手術の最大の利点は、長期的な安定性にあります。矯正治療単独では後戻りのリスクが高い症例でも、外科的に骨格を修正することで:

 

咬合が安定しやすい

歯列が後戻りしにくい

顎関節への負担が減少

という効果が期待できます²⁰。

 

8-3. 「自分らしさ」を取り戻す

患者さんにとって、顎変形症治療の最大の価値は、「自分らしい顔・自分らしい笑顔を取り戻すこと」にあります。

 

それは単なる美容ではなく、機能が回復し、健康が改善された結果としての自然な笑顔です。

 

次回予告:#5「審美偏重の顎矯正手術が招くリスク」

今回は、両顎手術の歴史と思想、保険適用の意義、治療アプローチの比較を詳しく解説しました。

 

次回(#5)では、「見た目を変えたい」という動機だけで顎矯正手術を選択することのリスクについて、具体的な症例と学術的根拠をもとに掘り下げます。

 

「Vライン」「小顔」だけを目指す危険性、機能を無視した骨切りがもたらす後遺症

、患者さんが知っておくべき、真に必要な情報とは何かぜひ次回もお読みください。

 

リンク

  • #1:
  • #2:
  • #3:
  • #4:
  • #5:
  • #6:

 

【免責事項】

本記事は一般的な情報提供を目的としており、個別の診断・治療計画を代替するものではありません。

治療方針・費用・期間は症例により大きく異なります。

保険適用の可否は、医療機関・症例により異なります。

具体的な治療をご検討の際は、必ず専門医の診察をお受けください。

 

【参考文献・出典リンク】

学会・公的機関

特定非営利活動法人 日本顎変形症学会 公式サイト

http://jaw-deform.jp/

 

公益社団法人 日本矯正歯科学会 公式サイト

https://www.jos.gr.jp/

 

厚生労働省「歯科医師臨床研修制度の変遷」

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/shikarinsyo/hensen/keii.html

 

学術論文・研究資料

Obwegeser HL. “Orthognathic surgery and a tale of how three procedures came to be: a letter to the next generations of surgeons.” Clin Plast Surg. 2007;34(3):331-355.

(骨切り術の歴史と思想を語る重要論文)

 

日本顎変形症学会雑誌 第14巻第3号(2004年)

https://mol.medicalonline.jp/archive/search?jo=dh5jawdf&ye=2004&vo=14&issue=3

(Le Fort I型骨切り術の日本での発展を詳述)

 

横浜市立大学附属病院「顎変形症の治療実績」

https://www.yokohama-cu.ac.jp/urahp/medical/medicalnews/jawdeformity.html

(2017年度全国実態調査:年間3,405件の手術実績)

 

東京歯科大学「我が教室における顎顔面変形症手術の変遷」

https://ir.tdc.ac.jp/irucaa/bitstream/10130/2470/1/94_459.pdf

(日本での導入史と技術の発展)

 

明海大学歯学部「A Clinical Study of the Jaw Remedial Surgery」

https://www.dent.meikai.ac.jp/media/library/new-journals/2017_V46/pp 64-70.pdf

(ピエゾサージェリー導入とLe Fort I型+SSROの臨床報告)

 

日本顎変形症学会「令和2(2020)年度総会・学術大会プログラム」

https://shinsen-mc.co.jp/jsjd2020/download/document01.pdf

(最新の術式と症例報告)

 

CiNii Research「我が国における顎矯正手術の歴史」

https://cir.nii.ac.jp/crid/1390001204450530176

(SSROの導入と発展の詳細)

 

J-STAGE「我が国における顎変形症手術の歴史」(PDF)

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjjd1991/14/3/14_3_199/_pdf

(日本顎変形症学会の歴史的総説)

 

東京医科歯科大学「顎顔面外科学分野」

(年間約200例の顎変形症手術実績)

 

厚生労働省「顎変形症の保険適用基準」

(保険適用の詳細条件)

 

日本顎変形症学会「患者さん向けQ&A」

http://jaw-deform.jp/

(費用・期間・リスクの詳細)

 

日本臨床矯正歯科医会「vol.30 知ってほしい!矯正歯科医が考えるアライナー治療の限界と可能性」

https://www.jpao.jp/15news/1525trendwatch/vol-30

(マウスピース矯正の適応と限界)

 

福岡顎変形症研究会「3年間の九州地区の顎変形症治療の実態」(J-STAGE)

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjjd/31/3/31_161/_pdf

(サージェリーファーストの実態調査)

 

九州歯科大学「アーリーステージの臨床応用」

(アーリーステージ手術の適応と成績)

 

Frost HM. “The regional acceleratory phenomenon: a review.” Henry Ford Hosp Med J. 1983;31(1):3-9.

(RAP現象の提唱論文)

 

日本顎変形症学会「顎矯正手術後の骨代謝活性の亢進」(J-STAGE)

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjjd/32/1/32_1/_article/-char/ja/

(SAP現象の実証研究)

 

同上

 

日本矯正歯科学会「矯正歯科治療が保険診療の適用になる場合」

https://www.jos.gr.jp/

(保険適用の詳細条件)

 

日本顎変形症学会「患者満足度調査(2019年)」

(術後1年の機能改善・満足度データ)

 

日本顎変形症学会「顎変形症治療の長期予後」(学術大会発表)

(術後5年・10年の安定性データ)

 

補足資料

日本歯科医師会「歯科医師の教育・研修制度」(PDF)

https://www.jda.or.jp/dental_data/pdf/chapter_04.pdf

 

新潟大学歯学部「歯科医師臨床研修必修化を迎えて」(PDF)

https://www.dent.niigata-u.ac.jp/ShigakubuNews/107/300_01.pdf

 

クインテッセンス出版「骨切り術 | 咬合異常大事典」

https://www.quint-j.co.jp/dictionaries/occlusion/20595

 

最後に

両顎手術は、単なる「見た目を変える手術」ではありません。それは、Obwegeser教授の理念を受け継ぎ、機能回復を第一に考える、真に患者さんのための医療です。

 

次回は、その理念がどのように現代の臨床現場で歪められ、リスクが見過ごされているのか——その実態に迫ります。

 

ぜひ#5もお読みください。

 

執筆者略歴
2019年 昭和大学卒業
2019 年昭和大学矯正科、鶴木クリニックにて臨床研修を修了
2020年 本郷さくら矯正歯科に就職
2021 年 東葉デンタルオフィスに就職
2024年 一般社団法人西川矯正審美会 設立
鶴木クリニックにて、マウスピース矯正・両顎手術後のマウスピース矯正を担当