こんにちは、矯正歯科医の西川です。今回は、よく耳にする「マウスピース矯正では治らない」という声について、その真偽をワイヤー矯正との違いをふまえて詳しく解説していきます。
まず、マウスピース矯正は、その透明で目立たないデザインと、痛みが少ないという利点が大きな魅力です。実際、多くの症例で効果的に治療が可能で、抜歯が必要なケースや、重度の歯の重なり、オープンバイト(開咬)やディープバイト(過蓋咬合)など、さまざまな症例に対応できます。しっかりとした知識と技術を持った歯科医師であれば、ほぼ制限なく歯並びの問題を改善することができます。ただし、骨格に大きな問題がある場合は、ワイヤーかマウスピースかに関係なく矯正治療だけでは改善が難しいこともあります。
一方、ワイヤー矯正は200年以上の歴史があり確立された術式による治療法です。日本矯正歯科学会の認定医という資格を持っている歯科医師であれば、その信頼性は高いと言えます。しかし、ワイヤー矯正は装置が目立ち、痛みがあることがデメリットとなります。
ここで重要なのは、ワイヤー矯正もマウスピース矯正も成否は歯科医の技術に大きく依存するという点です。歯科医によって治療結果が大きく変わるため、歯科医選びは慎重に行いましょう。
マウスピース矯正を検討する際は、歯科医の経験や技術、そして患者さんへの説明の分かりやすさが重要です。
具体的には、抜歯症例の経験が豊富かどうか、マウスピース矯正に関する情報発信がしっかりしているか、そして何よりも、実際に話してみて説明が分かりやすいかどうかがポイントです。クリニックの雰囲気や清潔感だけで判断せず、歯科医の知識と技術に注目しましょう。ちなみに症例数も一つの指標ではありますが、よく多くの症例数を掲げている歯医者も見ますが法人グループとしての総数を載せているので、実際に見てくれる先生の症例数とは異なる場合が多いです。ホームページだけでなく実際に話してみるのをお勧めします。
また、ワイヤー矯正とマウスピース矯正は全く異なるデバイスです。ワイヤー矯正の技術が高いからといって、マウスピース矯正が上手とは限りません。日本矯正歯科学会の認定医資格はワイヤー矯正の技術を証明するもので、マウスピース矯正には直接関係しません。そのため、マウスピース矯正の実績と技術を持つ歯科医を選ぶことが大切です。
マウスピース矯正は、適切な歯科医と共に進めることで、非常に有効な治療法です。ぜひ、信頼できる歯科医を見つけて、美しい歯並びと健康な口腔を手に入れてください!
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